NO MUSIC FIGHTER

音楽の話と音楽じゃない話をしようよ

2017年のたくさん聴いた新譜10枚

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2017年のライブのまとめはこっち。

nomuzikfighter.hatenablog.com

あんまり新譜聴いてないので「これが2017年必聴の新譜たちだぜ!」みたいなことは言えないんだけど、自分がよく聴いた10枚をメモしておきます。気になる人たちはよかったら聴いてね。あとおすすめがあったら教えてください。
Amazonアソシエイトでジャケットを表示していますが、ここ経由で購入するとわたしに小金が入る仕組みなので、気になるけどそういうのやだなって方はタイトルとかで検索して買ってください。

以下、ABC順。

Bill Evans『Another Time: The Hilversum Concert』


未発表音源が発掘されたよ!ていうだけだと、あんまり魅力的じゃないアクトだったりして肩透かしを食らうこともあるので、そんなに期待しないことにしてるんだけど……今回のはとっても好みでした。詳しい人たちが詳しいレビューをたくさん書いてるから、わたしが言えることなんてなーんにもないんだけど、抑制と遊び心の効いた聴きやすい一枚。 すき。

CRCK/LCKS『Lighter』


12月のライブで滑り込みでハマって、滑り込みで聴きまくっています。カッコイイ!
ライブでは躍動感やそれぞれの掛け合いが前面に押し出されていたけれど、音源だともっとクレバーで、引くところはキッチリ引いて作られてる。ライブと音源どっちがすき?て言われたらライブの方がすきなんだけど(笑)この複雑な構成を完全にドライブしてニヤリと笑っているような端正さ、はやっぱり、たまらないなと思います。

Daughter『Music from Before the Storm』


Daughterの新作はゲームのために書き下ろされたサウンドトラック。なんだけど、そんなこと全然知らないで普通に新作アルバムとして聴いていました。寂しくて美しい、そしてふくよかな奥行きのある作品。冷たい空気に響くような作風がずっとすきだけど、単に美しいだけじゃなくって、潰れたノイジーな音、ざらついた音がまたグッとくる。個々の楽曲もよかったけれど、これは必ず一枚通して聴きたいアルバムでした。「The Right Way Aroud」から「Departure」までの流れがだいすき。

delofamilia『filament/fuse


ピープルの波多野さんがゲストボーカルで参加しているから、と聴いてみたらとてもよかった。彼が参加している「Enter The Mirror」はもちろん、他の曲も、ビートと発語の絡みが気持ちいい。このアルバムも頭から終わりまで一気に聴いてしまうアルバム。旧譜を聴いたことがないので、これからじっくり掘り下げたいです。

KiWi『March』


関西のトラックメーカーユニットKiWiのファーストアルバム。「KiWi物語」の世界観を表現するコンセプチュアルなアルバムで、各楽曲の音作りや歌詞がすべて物語的。どこか毒のある甘いポップなメロディはもちろん、映像表現も面白くてすき。Music Videoの世界観がすきな人ならハマると思う。チェコ映画がすきな人とかにおすすめしたいな。

Okada Takuroノスタルジア


解散した「森は生きている」のリーダー、岡田さんが出したソロアルバム。ソロ作品ですが、森は生きているの元メンバーも参加しています。室内楽的な端正なアンサンブルが美しく、まさしくノスタルジーを喚起させるような作風。でも思い浮かぶ情景は実際の自分の地元ではなくって、運河と丘と風車があるような、異国の情景。古い洋画のような。

いろんな種類の楽器が使用されていて、多層的な構成の楽曲が多いのだけれど、ちっとも散漫にならずに、ギュッとまとまっている構造美が魅力的。丁寧で美しい佳作だと思います。

Ovall『In TRANSIT』

活動が止まっていたOvallの復活作。ここ数年の東京のインディーズシーンはビート感の強い音楽が強くなってきていたから、このタイミングでOvallが戻ってきてくれて本当に嬉しい。
2枚組のアルバムで、1枚目は定番曲を含めた作品、2枚目はさまざまなアーティストとコラボレーションしたリミックス版。リミックス参加アーティストは知らない人もけっこういて、そこから掘っていくとまた楽しそう。
今年の復活ライブはチケット取れなくて配信で観たから、来年は現場に行けたらいいな。

Phoebe Bridgers『Stranger in the Alps』

アメリカの22才のシンガーソングライターのファースト。ジャケットに惹かれて試聴してみたら抜群に好みで、すぐに買ってしまいました。
ものさびしげな声と薄暗い歌詞がもうすきだし、弦楽器の使い方がどれも美しい。近いうちに来日してくれないかな~。

slowdiveslowdive

シューゲイザーの大御所が出す新譜って、実はあんまり好みじゃないものが多くて。好みじゃないと言い過ぎかな、でもやっぱり、昔の作品の方がよかったんじゃない?とか、せっかく新譜を出したのに単なる焼き直しじゃない?とか思ってしまうものが多かったんだけど、slowdiveの新作は間違いなく「2017年の作品」だったし、彼らの音の正当アップデート版という感じで嬉しかった、感動した。12月の赤坂BLITZ公演もすごくよかったな。

Spoon『Hot Thoughts』


Spoonはいままで特別にすきなバンドではなかったのだけれど、今作はドライでセクシーで最高でした。何回も聴きました。表題「Hot Thought」のタイトな刻みと呼応するようなボーカルとコーラス、低音と高音のバランスと絶妙な隙間の空け方、どれもキュンとする造りで一回聴いただけで鷲掴みにされました。これからも何回も聴き続けると思う。

 

ゆるふわギャング『Mars Ice House』、haruka nakamura『』、Wolf Alice『Visions of a Life』もよかったな。EPなので入れませんでしたが、D.A.N.『TEMPEST』、クラムボンモメントe.p.2』もだいすき。The National『Sleep Well Beast』、Sóley『ENDLESS SUMMER』も何回も何回も聴いた。

2017年もいい音楽にたくさん出会えて嬉しかった。
2018年も、いろんな素晴らしい音楽に出会えますように!