NO MUSIC FIGHTER

音楽の話と音楽じゃない話をしようよ

Beginning 18@神楽音

先月オープンした神楽坂のライブハウス、神楽音に行ってきたよ。

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2017/6/13 tue
Beginning 18
at 神楽音
open 18:00 start 19:00
¥3,200

出演アーティスト

ライブの感想

去る5月に神楽坂にできた、80人キャパのライブハウス兼クラブの神楽音。
神楽坂っていうロケーションがいいし、大宮のヒソミネ(行ったことないけどオーリオール好きだったからずっと気になってる。おもしろそうなイベントたくさんやってるイメージがある)の新店舗だっていうから、ブッキングもよさそうだなと思って楽しみにしていました。で、7月までやっているオープンイベントBeginningのラインナップを見ていたら、出演者全員好きな日あるじゃーんと思って予約、初めて足を運びました。

(本当はこの数日前にやっていたagraphが出てたイベントも行きたかったんだけど、仕事終わんなくて行けなかった……。いやそんなかなしい記憶はどうだっていいんだ)

青木ロビン

ちょっと遅刻して慌ててフロアに入ったら、一番手は青木さんでした。
波多野さん→木下さん→青木さんの順だと思ってたからびっくりした。そして遅刻したから2曲しか聴けなかった……。RCサクセションの「スローバラード」(知らなかったので歌詞でググりました)とdownyの「苒」。「苒」弾き語るとああなるのか、かっこよかったです。リズムが変わるとこ好き。原曲より輪郭がくっきりした、骨格に近い印象を受けました。
MCでは「downyは暗黒」とか「最近の若い人はお酒を飲まないよね。なんで飲まないで喋れるの?」とか仰っていて笑った。

波多野裕文

二番手が波多野さん。
シンプルにギターの弾き語りでした。よかった。ソロ曲を中心に、ケイトブッシュのカバーやピープルの曲も。途中、フロアにリクエストを募ったものの「旧市街!」と言われて「旧市街とか球体とか、バカじゃないの?」と却下していておもしろかったです。波多野さんいわく、ピープルの曲はやる前に歌詞をさらっておかないとできないとのこと。
ケイトブッシュの他の曲とか、クアトロのときピープルでカバーしたコクトーツインズを弾き語りでとか、聴いてみたいのはたくさんあったけど、肉声でステージにリクエストするとかほんとむりでなにも言えないまま終わりました……。
聴きながらいろいろ考えたことがあるんですが(波多野さんご本人とはあんまり関係なくて、音楽のこととか、聴覚と視覚のことか、思考と言語のこととか、芸術という産業のこととかです)まとまらないからとりあえず置いときます。まとまるならここにメモっとこうと思ったんだけど、まとまらないから付箋程度に。

木下理樹

最後は木下さん。
全員好きだと最初から最後まで楽しくてしあわせだなー、とワクワク待っていたら、ギターにも声にもちょーリバーブかかりまくってて音量もでかくてハイがキンキンしてて、完全にお風呂のカラオケ状態で頭が痛くなって耐え切れずに逃げてしまいました。な、なんであんなことになってるの?めちゃくちゃうるさかった……でもみんな普通に聴いてたから、わたしが苦手な音作りだったってだけなのかも。耳栓持っていけばよかったなあ。反響と音量と高音削いだらたぶん楽しく聴けたのに、なんで耳栓持って行かなかったの!(弾き語りだから大丈夫だと思ってたの……)

リッキーの途中でフロアから出たらバーエリアに波多野さんがいたので、ついに腹を決めてソロアルバムを購入しました。うん、買ってなかったんですよね。だって毎回本人が手売りしてるんだもん。手売りって対面で声をかけて購入しないといけないんだよ。むりだよ。
とはいっても、どれだけ機会を伺ってもご本人から直接以外のルートで購入できる手段が見当たらなかったので、諦めてご本人から購入しました。たぶん「CDください」くらいのことは言えたと思うけど、受け取ったあとにちゃんとお礼を述べたかどうか覚えていないし自信もない……死ぬほど緊張するし緊張が解けたあとは死にたくなるので、できたら手売り以外でも売ってほしい……。好きな作品を創る人と話すのむちゃくちゃ苦手。緊張するし泣きたくなる。つらい。ライブの感想くらい言いたかった。よかったですの一言も言えなかった……。

という感じで凹んでいたのですが、帰宅してCDを聴いたらすごくよくってゾクゾクして元気になったのでマッチポンプ感があるよね。マッチポンプではないか。

会場について

神楽坂駅の1番出口から徒歩3分、飯田橋駅からなら徒歩15分くらい。
ビルの地下1F。
内装はこの日出演していた青木さんが担当、なんとなく旧マルイワンのアウアア店舗を思い浮かべました。5Fに移転してガラス張りになっちゃったあとじゃなくって、密室だったころの。燭台を模った照明があちこちに付けられていて、静謐・硬質な感じで好みでした。

ケータイの電波は入らないけど、フリーWiFiがあったよ。ありがたいです。

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ドリンクメニューはけっこう豊富、チケット交換できるものだけで10種類くらいあるのかな?
チケット交換はできないメニューだとビールがけっこう豊富、かな?ビール飲まないからあんまり詳しく見てないけど……。瓶が複数種類あった。ハイボールはデフォルトだとホワイトホースですが、他にも銘柄はあるみたい。あんまり覚えてない。テキーラのショットはあったけどそれ以外のスピリッツ系はなかった、気がする。メニュー写メってくればよかったかなあ。とりあえず、メニューは豊富だしきちんと作ってくれるので好印象でした。グラスも紙コップとかリユースカップとかじゃなくてちゃんとグラス。ワイングラスも厚ぼったいやつだけどでもちゃんとワイングラス。嬉しい。グラスだとこのキャパでもちょっと大変なんじゃないかなーと思うけど、味も気持ちも全然違うからこのまま続けてほしいなあ。

あ、そうそう、ノンアルコールだとコーヒーがありました。気になったのでホットを頼んでみたら、さすがに手淹れじゃなくて家庭用エスプレッソマシンでした。仕方ないよね。
フードメニューもあったけど、頼んでないので味は不明。カレーとかガパオとかあったよ。

バースペースはライブエリアの1/3くらい、椅子もちょっとあった。
フード気になるしなにか食べて帰ろうかなと思ったんだけど、バースペースに青木さんも波多野さんもいてご友人とお話しされたりしていたのでやめました。内輪っぽいノリ得意じゃないから、あーいうのちょっと嫌かな……。単なる客は居ちゃいけない気持ちになるよ。まあでも、そんなこと言うのも贅沢なのかな。

お酒とコーヒーを飲んで、木下さんの途中でパッと帰りました。お疲れさまでした。