eastern youth / clammbon|「極東最前線~明けない夜はないのだ~」@渋谷CLUB QUATTRO
クアトロ名物の柱をバッチリ見てきました~♡わ~い視界いっぱいの柱だ~♡♡♡
2017/4/26 wed
極東最前線~明けない夜はないのだ~
at 渋谷CLUB QUATTRO
open 18:00 start 19:00
¥3,500
出演アーティスト
セットリスト
クラムボン
- シカゴ
- yet
- 246
- まちわび まちさび
- バイタルサイン
- KANADE Dance
- Slight Slight
ライブの感想
クラムボン
遅刻して入ったら「yet」の途中でした。
Twitterでいろいろ見てみたら、「yet」の前に「シカゴ」やってたみたいですね。一発目から「シカゴ」とか超上がるやつじゃん、くやしい~。
ドリンクを交換してカウンターの近くで観ていたので、ステージは完全に柱に妨げられる形に。ミトさんも伊藤さんも、音はすれども姿は見えず状態。音は聴こえるからまあいっか。
それにしてもこの柱、相変わらずびっくりするくらい邪魔な位置にありますね。mixiの「クアトロのあの柱を斬りたい」コミュはまだ生きてるんでしょうか……。*1
「yet」だけは伊藤さんがうっすらと見えたのでドラムをじっと見ていたのですが、「yet」、ポップでキャッチーなメロディの裏でリズムは好き放題しているなあという感じがして面白かったです。おたまじゃくしが連なりまくっている感じでかなり音が詰まっているのですが、これで邪魔になんかならず良質なポップにしか聴こえないんだから、やっぱりバランス感覚が素晴らしいんだろうな。
いつも通りの定番セットリストかなと思っていたのですが、思いがけず「246」と「まちわび まちさび」を聴くことができました。前者は15年、後者は10年ぶりに演奏するとのこと。制作当時eastan youthの曲をよく聴いていたから、という理由で選出されたようです。
特に「246」は大好きなので嬉しかったです。ちなみに「246」はトリビュートアルバムに収録されているGREAT3によるカバー版もカッコイイです。
この動画の4:11~がGREAT3の「246」です。オリジナルと甲乙つけがたいくらいイイ。
でもこの日の演奏も、やっぱりよかったな。
セットリストも含めて、eastan youthに対するリスペクトに溢れるステージでした。
郁「やっている音楽は違うけど、バンド界って大きなくくりがあって、その中にバンドシン…バンドの神ね、バンド神として吉野さんの汗だくの顔がいつもバーンってある。オーディエンスもそうじゃない?お前らそんなもんか?!って言われてる気がする」
ミ「数年前から劇伴を書いていて、絃の編曲とかもするようになって、そのときに『感受性応答セヨ』の特典の鉛筆で演奏指示を書いたりしています。特典が好きすぎて2枚買ったんですが、1本はもう使い切っちゃったし、2本目ももう半分。まだ残っているなら売ってください、と後で裏でお願いしたいです」
お二人とも、特にミトさんかな、何回も「極東最前線に出られて嬉しい」と繰り返していました。ミトさんは「舞い上がってる」なんて言ってたけど、まさにそんな感じで、ステージの上は完全にキッズ状態。演奏もわりと舞い上がっている感じでした。もう少し冷静さがある方が好みですが、「うーれしー!」みたいなステージもたまには楽しいですね。
「KANADE Dance」ではベースの音が出なくなるトラブルがあったのですが、止まることなく演奏し続けフロアもハンドクラップを続け、後半になってベースの音が出だしたときはかなり盛り上がりました。トラブルなんてない方がいいと言えばそうなんですが、いかにも「ライブらしい」一幕でもありました。イースタンのときに吉野さんが「クラムボンの底力をみた」とおっしゃっていましたが、まさにそんな感じ。
もともと楽しみだった野音が、ますます楽しみになりました。
天気もいいみたいだし、シャボン玉とお酒とおつまみを持って遊びに行く予定です。今からソワソワしちゃう。
そうそう、クラムボンは今クラウドファンディングをやっています。
2017/5/3の野音を岩井俊二監督撮影で映像化する、というプロジェクト。
一般的なライブハウスでのライブやレコード会社によるメジャー流通を離れたりしたことも含めて、彼らの活動はいつも新鮮でワクワクするなーと思っています。今回のこれも面白いなと思って、6,000円のコースで参加するつもりです。野音を実際に観てから決めるけど、たぶん参加すると思う。31,000円のコースからついてくるデモ音源がかなり魅力的だったので悩んだのですが、悩んでいるうちに売り切れて……。やっぱりみんなデモ欲しいよね。
100%はもう達成したみたいですが(13,500,000円!!!)、ストレッチゴールが設定されていてまだまだ参加できるので、興味のある方はぜひどうぞ。
eastan youth
初めて観ました。
事前知識としては、だいぶ前に『感受性応答セヨ』を聴いたことがあるだけ。
たくさんのアーティストが影響を受けたことやファンであることを公言しているバンドなので、ライブを楽しみにしていました。
ステージの熱量と迫力が凄まじかった。三つの楽器の音が一緒に鳴っているだけなんだけど、その重なり方が完全にバシッと決まってまとまっていた。バンドだ。
音としてはベースが面白いなと思いました。一昨年ベースが替わったらしいんですが、そのベースがかなり細かく動くしメロディックなフレーズも弾くタイプで、聴いていて楽しかったです。
楽曲のノリとかパフォーマンスとかオーディエンスが完全に苦手系だった*2ので多分もう観ないけど、自分からすすんで聴くタイプの音楽ではない分、貴重な機会だったなーと思いました。
*1:mixi全盛期にあったネタっぽいコミュニティ。柱を邪険にしつつ愛でつつな感じで、ゆるくて気に入っていたコミュニティでした。さっき確認したところ、トピックとかは稼働してませんがまだ存在していました。→クアトロのあの柱を斬りたい | mixiコミュニティ LOFTとかBayHallの柱も斬りたい。でもなくなったら寂しい気もする。それがライブハウスの柱……。
*2:「喧嘩は先手必勝、ビール瓶で殴ってやったこともある」みたいな曲導入でフッと頭が冷えてしまいました。言葉自体にも、そこで盛り上がるフロアに対しても。そこからはどの曲も全部同じに聴こえた。武勇伝系の話は、そういったことを笑い話なりモチーフになりして平然と言語化するパーソナリティに触れるだけですぐ冷めてしまいます。