haruka nakamura × 宮内 優里@吉祥寺キチム
即興セッション。心地よく美しい空間。あっという間の2時間でした。
2017/4/15 sat
haruka nakamura × 宮内 優里
at 吉祥寺キチム
open 19:00 start 19:30
¥3,000
出演アーティスト
- haruka nakamura
- 宮内 優里
ライブの感想
大好きなアーティストであるharuka nakamura、今年の3/11に公開録音単独ライブがあってめっちゃ行きたかったのですが、思いっきり落選して。なかなか凄まじい倍率だったらしいので仕方ないのですが、残念に思っていました。
そんなところに吉祥寺でのセッションライブの告知があったので、ぜひ観に行こうと思って予約。浅学ながら宮内さんのことは存じ上げなかったのですが、YouTubeで動画を拝見したところ、めちゃ好みだったので楽しみにしていました。
会場であるキチム*1にも興味があったので、ふらっと行ってきました。
harukaさんはピアノ、宮内さんはギターやシンセやさまざまな楽器を。
途中短いMCを挟んだくらいで、基本的に40分くらいの即興セッションが2回演奏されました。ちゃんと時計を見ていなかったのだけれど、1回目の演奏終了後に宮内さんが「40分くらい(45分?50分?記憶が曖昧だけれど、たぶんなんかそれくらい)やってた」と仰っていたので、おそらくはそれくらい。でも体感時間はそれよりもずっと短かった。
この日の彼らの即興演奏は、「もともとこういう曲なんだよ」と言われてもあっさりと信じられるくらいメロディックで美しかった。テーマとコードくらいは決めてると思うけど、掛け合いも展開も自然で流れるよう、本当に旋律が美しかった。
即興って、多くはピリッとした緊張感があって、その緊張感と先の展開の読めなさに対するワクワクがいつも楽しいのだけれど、この日はむしろリラックスした演奏に聴こえました。セッション相手と戦うというよりは、調和して寄り添って流れていくような感じ。なんだろう、流れる水の行先を見つめるみたいな、透明な川の流れみたいな美しさがありました。素晴らしかった、本当にあっと言う間だった。
そうそう、アンコールへの流れは面白かったな。この日はアンコールがあったのですが、本編の最後は音を鳴らしながらお二人が退場する、という形。で、そのまま残響は持続してPA卓でも音は切られなかったので、曲の終わりのタイミングがつかめず観客は拍手ができなくって。拍手のないままお二人がまた出てきて、「呼ばれてないのに出てきた」「かっこつけたら失敗した」みたいなことをおっしゃっていたので笑いました。
即興だけでなくそれぞれの楽曲の演奏もあり、とても穏やかで充実した時間を過ごせました。しあわせ。
演奏以外で印象に残っているのは、宮内さんのMC。
曲名を付けるのが苦手、という話で。「deep forest」とかの意味を持つ曲名を付けてしまうと、音から得られる印象も「deep forest」に固定されてしまうので、それが苦手だと。自分が森をイメージして作ったとしても、聴き手が海をイメージするならそれでいいし、そこに面白さがある、という主旨のことをおっしゃっていました。個人的に常々同じようなことを考えているので、作り手側の方がそう言ってくださるのを聞けて嬉しかったです。
この組み合わせでライブがあるなら、ぜひまた観たいです。気持ちのいい空間でした。
春。
— haruka nakamura (@__CASA) 2017年4月15日
今日はキチムで優里くんとあそぶ。 pic.twitter.com/aS2WBeG8WG
吉祥寺キチム#harukanakamura × #宮内優里
— haruka nakamura (@__CASA) 2017年4月16日
即興セッション
meole
arne
読書 pic.twitter.com/RwEuOCuai1
優里くんとは、全く違う地平から、同じ風景を見ることができる。
— haruka nakamura (@__CASA) 2017年4月16日
対岸から手を振り合っている感じ。
10年間、お互いそれぞれ歩いてきた道が、いますこし交錯している。 pic.twitter.com/2EmLspX1BU
昨日は吉祥寺キチムにてharuka nakamuraくんとの即興セッションでした。本番中の記憶があんまりなく、手応えはふにゃふにゃですが、楽しかった!
— 宮内優里 | Miyauchi Yuri (@miyauchiyuri) 2017年4月16日
のびしろもすごく感じたし(特にMC)。またいずれ。
先日のはるかくんのとのセッションのセット。はるかくんのインスタグラムより拝借。 @ キチム https://t.co/mERlC8Pg2b
— 宮内優里 | Miyauchi Yuri (@miyauchiyuri) 2017年4月17日