NO MUSIC FIGHTER

音楽の話と音楽じゃない話をしようよ

Thurston Moore Group|Hostess Club Presents Japan Tour 2017@LIQUIDROOM

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2017/9/22 thu
Thurston Moore Group
at 恵比寿LIQUIDROOM
open 18:00 start 19:00
¥7,500

Sapport act:Klan Aileen

セットリスト

Klan Aileen
  1. Nightseeing
  2. Fog
  3. Happy Memories
  4. Fascism
  5. 離れて
  6. Adrift
Thurston Moore Group
  1. Cease Fire
  2. Speak To The World
  3. Turn On
  4. Smoke Of Dreams
  5. Aphrodite
  6. Exalted
EN(Thurston Moore Group)
  1. Cusp
  2. Ono Soul

セットリストは↓から拝借しています。

サーストン・ムーア、ジャパン・ツアー最終日となる東京公演のライブ写真が到着! | Hostess Entertainment Unlimited

↓はSpotifyのプレイリスト。

ライブの感想

時間があったら行こうかな、くらいの感覚で気にかけていたら、当日券があるというので仕事帰りにふらっと寄ってきました。前日に知ったのですが、オープニングアクトがクランアイリーンだというのも足を運んだ理由の一つ。

Klan Aileen - 離れて // Fog // Nightseeing //OFFICIAL VIDEO from Klan Aileen on Vimeo.

クランアイリーンはドラムとギターボーカルだけの二人編成のバンド。
観るのはワンマン以来でまだ二回目。
昨年「なんとなく気になって」程度の理由で観に行ったワンマンがぶっきらぼうで超かっこよくて、今回もきっとかっこいいんだろうなと期待して待っていました。演奏が始まったら、やっぱり媚びない尖ったステージングと音、超かっこよかったです。たった二人なのに超うるさかった(笑)。
ノイジーなギターと茫洋とした声、独特の前傾姿勢でひたすら殴りつけるように鳴り続けるドラム。音楽自体がいいのは当然として、愛想とかパフォーマンスとか、そういった要素が皆無なプレイスタイルで、エンタテイメントに安易に迎合しない硬さがやっぱり好きだなあと思いました。3曲くらいかなと思っていたら、想像以上に曲数をやってくれて嬉しかったです。

彼らが終わって少し待ったら、サーストンムーアグループがステージへ。

実は Sonic Youth は全く聴いていなくて*1、彼の音楽にはフリージャズの文脈から入ってソロしか聴いていないので、Sonic Youthの曲やるんだったらわかんないかな~と思っていたのですが、普通にソロの曲ばっかりでした。よかった。

最新アルバム『ロックンロール・コンシャスネス』が超好みだったので、そこからの曲をたくさんやってくれて嬉しかったです。「Cease Fire」はイントロのフレーズを聴くだけでテンションが上がるし、特に気に入ってリピートしていた「Smoke Of Dreams」と「Exalted」がガッツリ聴けたのが嬉しかったです。どちらも途中からインプロに突入して、ノイジーな爆音が炸裂して脳みそがシャッフルされるよう、テンションが上がったし最高にかっこよかったです。

初めて見るサーストンは本当に背が高くて*2フロアのどこにいても見えるんじゃないだろうか……と感じました。リキッドなのに天井に頭がついちゃうんじゃないだろうかと思った。
あと、ベースがマイブラのデビーで。終始ドラムを見てアイコンタクトしながら淡々とプレイしつつ、インプロ部分ではグイグイ引っ張っていくような音を鳴らしていて、彼女も超クールでした。

第一線のベテランミュージシャンが、過去を懐古することもなく、現在の音を鳴らし続けてくれるのはしあわせですね。
好きなハコで好きな音楽を爆音で聴けて、気持ちのいい2時間でした。本編がたった6曲だったなんて信じられない、もっと長くたくさんやってくれたような気がしました。それくらい満足度の高い公演だった。この形態じゃなくても、彼が来るときはまた足を運びたいなと思いました。楽しかった。

*1:深い理由があるわけではなく、なんとなく機会がなくて。今度聴いてみます。

*2:彼は身長が2m弱あります。