NO MUSIC FIGHTER

音楽の話と音楽じゃない話をしようよ

Shobaleader One@渋谷TSUTAYA O-EAST

楽しすぎて終演直後は「最高!!!名古屋も大阪も行きたい!!!!!」以外の感想が出てこなかったライブ。マジ最高。2週間くらい経ってようやく少し落ち着いて言語化できそうになってきたので、ざっくりとした感想を。

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2017/4/12 wed
Shobaleader One
at TSUTAYA O-EAST
open 18:30 start 19:30
¥6,000

O.A. にせんねんもんだい

セットリスト

  1. Coopers World
  2. Hello Meow
  3. Don't Go Plastic
  4. Iambic 5 Poetry
  5. Squarepusher Theme
  6. E8 Boogie
  7. Deep Fried Pizza
  8. Delta-V
  9. Tensor in Green
  10. Anstromm-Feck 4
  11. Tetra-Sync
  12. Journey to Reedham
EN
  1. Megazine

スクエアプッシャーは好きだけど、ライブに行こうという気になったことはありませんでした。音源だけで完全に満足してたんですよね。だからこれまでの来日公演を観に行ったこともなくって。
でも、数年前のワンマンがものすごくよかったという話を聞いて、次来たら見てみようかなと考えていて。そしたら今回はバンド名義で全て生演奏だって言うから、どういうこと?と動画を見てみたら、もう一発で落ちてしまった。珍しく一生懸命チケットを取ったよ。これは絶対に観なくちゃいけないと思って。

だって事前に公開されたコレ、あまりにカッコよすぎるでしょ!!!

意味がわからない。カッコよすぎる。観ないでスルーなんてあり得ない。
『Feed Me Weird Things』は死ぬほど聴いたアルバムの1枚なんだけど、この演奏を聴いたら大興奮してしまった、元アレンジより好きかもしんない。これが全て同期なしの生演奏なんて嘘でしょ。頭がおかしい。最高だ。

という感じでかなり期待値が高い状態で足を運んだのですが、その上がりに上がった期待値を余裕で踏みつけて跳び越えていく圧巻のステージでした。何回でも言いますが、最高だ。

ライブの感想

19:00過ぎに会場に着いたら、フロアはまだ6割程度の入りでした。平日だからね。
ソールドだからもう少ししたら混み合うだろうな、前の方を確保しておこうかな、と思ったのですが、背の高い人が多くて前に行くと逆に見づらそうだったので、後方で視界を確保。

にせんねんもんだい

O.A.はにせんねんもんだい
知らなかったし事前に調べてもいなかったので、完全に初見。
ミニマルの極致という感じで、ひたすらに淡々としたストイックな演奏でした。人間が音を出しているのに無機的で、基本はひたすら同じリズムがループされていくだけ、それなのに不思議と踊れて麻薬みたいに気持ちいい。
ストイックでソリッドな印象が強いぶん、もっとずれずにタイトな演奏が為されていたらもっと好きなのにな……と思いつつ、完全にずれずにタイトになってしまったら人間が演奏している意味はあるのか?とか考えてしまったり、でも完全に機械と同一には理論上なれないから人間の耳では判別できなくてもイコールで機械と同一ではなくって、であるのならばそこにはなんらかの意義は存在する、あるいは見出すことができるのではないか?そもそも人間が演奏することの意義とは何か?とか。なんかそういう面倒なことを考えながら聴いていました。笑
面白かったです。音源聴きたいな。

Shobaleader One

けっこう待ち時間が長くて、フロアからは「早くやれー!」みたいな愛情のこもったヤジも飛んでいました。笑

でも待たされたぶん、出てきただけでテンション上がっちゃって大変だった。
だってビジュアルはあのアー写のままだよ、あざやかなLED4色がステージ上でピカピカ光ってて、それだけでもう楽しい。

これだけ技術を絶賛されているバンドなんだから、落ち着いて音聴こうと思ってたんだけど……全然ダメでしたね。ステージを見た瞬間に舞い上がっちゃって、一音目でテンションMAXになってしまって、その後もひたすら大好きな曲ばかりが畳みかけられて。にせんねんもんだいのときに考えていたこととか全部吹っ飛んで、脳内は「ぎゃー!」とか「うわー!」とか「ひゃー!」みたいな意味のない羅列だけになって延々と飛び跳ねて踊っていました。最高。

ほんとに全部好きな曲だったから冷静に言えることなんて何一つとしてないんだけど、「Iambic 5 Poetry」と「Delta-V」と「Tetra-Sync」は特にぶちあがりました。「Iambic 9 Poetry」もやってほしい。というか『Ultravisitor』は全部やってほしい。でもそれなら『Budakhan Mindphone』も全部やってほしいし『Hard Normal Daddy』も全部やってほしい……というかもう全部やってほしい……という頭の悪い感想しか出てこないです。でも「Iambic 9 Poetry」をやってほしいのはわたしだけじゃないはずだ、、

今回演奏された曲のうち、「Hello Meow」「Tensor in Green」「Tetra-Sync」はアルバムに収録されていないのだけれど、どれも素晴らしかったので何らかの形で音源に残してくれると嬉しいなと思っています。というかこの形態で2枚目出してくれると嬉しい。そしてまた来日してほしい。欲望しかない。

視覚的にも明滅してさまざまな色をのせるLEDがあざやかで近未来的で美しかった、のだけれど、あんまりちゃんと見ていないです。完全に楽しくてわけわかんないモードになってたからなあ……。ライブ中は「たーのしー!」しかなかったし、ライブ後は「名古屋と大阪も行きたい!」しかなかった。
この日は水曜日で、名古屋公演と大阪公演は翌日と翌々日で。つまり全部平日だったので、直前で有給を取るわけにもいかず泣く泣く諦めました。読みが甘かった。動画を見た時点で楽しいことは確約されていたんだから、はなっから名古屋大阪もチケットを取って休みを取っておくべきでした。

本編最後が「Journey to Reedham」っていうのもまた最高でした。イントロのシンセが聴こえただけで飛び跳ねちゃったよ。眩暈のようなループ感が最高。彼の曲にしては捻くれ具合が少なくて、ひたすらに気持ちよく溺れていられるし。

あーもうほんと名古屋と大阪も行きたかったな!調べてないけどどうせ最高だったんでしょ!

2、3回観られればもう少しましな感想を言えたと思うんだけど、初めてのSquarepusherで好きな曲しかやんなくて一瞬たりとも冷静でいられなくって、もう何も覚えてないです。また観たいからぜひまた日本に来てね。

あ、そうだ、音もステージも最高にカッコよかったのに、Tシャツはめちゃダサくて大笑いしました。笑 ほんっと楽しかった!最高!!!