アフタヌーンティー【横浜】ホテルニューグランド ロビーラウンジ「ラ・テラス」
たまに行くアフタヌーンティーが心の癒しなので、自分用の資料として行ったところについて書き留めています。ついでに似たような趣味の人の役に立てば御の字。
※書いている人の嗜好
- 「高層階からの眺望」みたいなのにこだわりはない。
- クロテッドクリームじゃないところはいや。
- お茶がおかわりできないところはいや。
- 果物以外の甘いものが苦手。しょっぱいもの多めだと嬉しい。
- 時間制限はない方が嬉しい。予約も取りやすい方が嬉しい。
- たまには変わり種もいいけど、やっぱり三段スタンドがすき。
横浜「ラ・テラス」に関する中の人メモ
以下は全て2017年3月現在の情報です。
基本データ
- 最寄り駅:みなとみらい線「元町・中華街」駅 1出口から徒歩5分
- 提供時間:12:00~18:00
- 滞在時間:2時間制(わりとゆるめ)
- 予約:アフタヌーンティーの予約は可能・席のみは不可
- お茶のおかわり:可
- お茶の出し方:カップ
- 茶葉の変更:可
- 値段:3,564円(税・サ込)税抜3,000円・サービス料10%
- 全席禁煙
特徴
- なぜかポテチがついている
- 気兼ねなくひとりアフタヌーンティーができる
- 予約はした方が吉。しなくてもわりと入れますが、みんなくつろいでいるので回転は遅いです。満員だったらけっこう待ちます
- 日本紅茶協会「おいしい紅茶の店」認定店
- スコーンはバターの風味強め+ふかふかめ。きれいに割れる
- サービスは穏やかで丁寧。慇懃な感じもなく、ラフでもなく、親しみやすくて居心地がいいです。老舗らしい配慮が行き届いていて、とてもすき
- サービスの方々の制服がかわいい
- 窓際の席だとクラシカルな中庭を眺められる
メニュー構成
写真は2人分の量だよ。
一段目
- サンドイッチ(きゅうりとトマト・ハム・ローストビーフ)
- ピクルス
- ポテトチップス
二段目
- プレーンスコーン
- プチシュークリーム
- プチタルト
- チョコレートケーキ
三段目
- フルーツ(いちご・キウイ・ブルーベリー・ラズベリー・グレープフルーツ)
お茶のラインナップ
全てカップで提供。
お店へのアクセス
みなとみらい線の元町中華街駅の出口1(中華街の東門のところ)が最寄り。
中華街とは反対の山下公園側、つまり出口を出て右側にまっすぐ進んでいけばすぐに着く。
ホテルに入ってエントランスを抜けたら、すぐに「ラ・テラス」の入り口。
入口にあるショーケースの前で佇んでいれば、サービスの方が案内してくださいます。忙しいときはちょっと遅くなるかもしれないけど、絶対に気がついて案内してくれるので、ホワッと待ってればOK。自分から声かけなくても大丈夫。
お手洗いはラ・テラスを出て右側の方にあるよ。
住所:神奈川県横浜市中区山下町10 ホテルニューグランド 1F
TEL:045-681-1841
個人的な感想
わたしの中で「ザ・行きやすいアフタヌーンティー」として長年君臨しているアフタヌーンティーです。
横浜に住んでいた頃は、わりと頻繁にお邪魔していました。ひとりで。たまに友人と行ったりもしたけど、たいていはひとりのんびり利用。アフタヌーンティーは2人以上~というお店も多いので、気兼ねなくひとりアフタヌーンティーができるお店は貴重です。
接客が堅苦しくなく、でももちろんクラシックホテルですから雑なんてことはなく、お値段はお手頃で、予約できないほど激混みになることがほとんどない。だからひとりでのんびりしていても気兼ねすることがないし、サービスの方々もひとり客に慣れてるからごく普通に接してくれる。フードは飛びぬけておいしいわけじゃないけど、「ここは大事!」ってポイントはキッチリ押さえていて、満足感はしっかりある。ばっちりおしゃれして楽しむアフタヌーンティーもいいけど、ここみたいにのびのびとくつろげるアフタヌーンティーもとっても楽しいよ。すき。
あと、ここは二段目のスイーツがそんなに多くないです。
甘いものがあんまり得意じゃないけどアフタヌーンティーには行きたい勢には大事なところ。
逆に言えば、スイーツを重視する人にとってはマイナスポイントかもしれません。基本、出てくるのはプチシュー&プチタルト&プチチョコケーキだけ。
わたしはこの量でも食べきれないことが多くて、先日行ったときは一緒に行った友人にチョコケーキを食べてもらいました。ガナッシュとスポンジが層になった、どっしりめのチョコケーキです。
ひとりのときは「必殺・同行者にたべてもらう」の技が使えないので、時間をかけてのんびり食べます。このときにいい仕事をしてくれるのが、なぜかあるポテトチップス!未だかつてここ以外のアフタヌーンティーでポテチがついてきた経験がないのですが(笑)いやこれが実にいいんですよ。甘いものでダルダルになった口を癒してくれる塩気……。意外と紅茶にも合うし。びっくりする。ポテチがいてくれるおかげで、時間をかければひとりでもなんとかクリアできます。えらい。
あとね、ここの好きなところは、クロテッドクリームをたっぷり出してくれるところ!
スコーンは一人一つ、二段目に乗せられての提供。その際、「スコーンは温かいうちにお召し上がりください」と言ってもらえるので、順番を気にせずにたいてい最初に食べてしまいます。ほかほかでおいしいよ。バターの風味の強い、わりとフカフカしたスコーンです。
添えられるのはクロテッドクリームと蜂蜜。ジャムよりバターよりクロテッドクリーム&蜂蜜のタッグが大好きなので、とっても嬉しい~。カロリーを一切考えずに、たっぷりつけて食べるのがしあわせ。
そうそう、アフタヌーンティーはいちおう作法的に下の段から順番に食べていくことになっていますが、わたしラ・テラスでアフタヌーンティーをするときはぜんぜん守ってないです。笑
二段目のスコーンをたべてから、一段目のサンドイッチと二段目のスイーツを交互につまみつつ、たまにポテチをたべ、最後に三段目のフルーツをたべる、という感じ。お行儀がわるくてごめんなさいなんだけど、ここはそうやってラフに楽しんでも許される感があるんだよ。
サンドイッチも丁寧に作ってある味で、とってもおいしい。時間が経つとパサパサしてしまうので、早めにたべた方がいいかも。ローストビーフがどっしりとした味で好みですが、やっぱりきゅうりとトマトが一番かなあ。たっぷりめに塗られたバターの風味と相まって、シンプルだけどとってもおいしい。水気が多い食材を使っているのに、べしゃべしゃにならずしっかりしてるところもすき。
さて、肝心のお茶。
フードもサービスも大事だけど、やっぱりアフタヌーンティーはお茶があってこそ。で、ここはどうかというと、オーソドックスなお茶をおおむね平均以上の水準で提供してくれる、安定した感じのラインナップです。
2017年3月訪問時は、上写真のラインナップでした。香りや癖の強くないものから順番に並んでいて、上から順に頼めばきれいに味わえるよ、という表示。親切。
有名ブランドの茶葉を使用しているとか、他にない凝ったお茶を提供しているとか、そういった新鮮味はありませんが、オーソドックスなお茶をちゃんと飲ませてくれることが嬉しい。ちなみにラ・テラスは日本紅茶協会「おいしい紅茶の店」認定店で、一杯一杯丁寧に淹れてくれます。淹れてくださる方次第で味が変わる印象はありますが(巧い人がいれるとほんとおいしい)、基本的に平均以上のお茶を飲ませてくれる、というイメージがあります。
紅茶以外には、コーヒーやココアなどの定番どころ+ミントティー。
下の写真は、飲んだことがなかったので注文したハイビスカスティー。色味は無加工。赤っぽい色合いで、わりとローズヒップに近い味がしました。でもあそこまで酸味が強くなくって、もうちょっとまろやかな感じ。フルーツとよく合いました。おいしかったです。
お茶は茶葉変更OKのお代わり自由。以前は茶葉変更不可だった気がするので(違ったっけ?)サービス向上のためにいろいろ考えてくださっているんだなあ、というのも好印象。
お茶はお願いしてから淹れてくださるので、5分~10分くらい待ちます。フルーツでもつまみながらのんびりと待ちましょう。
カップが空になっていればサービスの方からお声がけいただけるし、自分から頼むときも声を出さなくても手を挙げたり目配せしたりすれば気が付いてもらえる。声が小さい&店員さんを呼び止めるのが苦手族には重要なポイントです。
公式サイトには「2時間制」と書いてあるのですが、混んでいないときはシビアじゃない印象があります。予約が入っていたり待っている方がいらっしゃったりしないときは、2時間を過ぎてもそのまま席にいさせてくれることが多々ありました。のんびりできていいよ~。もちろん、人が待っているときはちゃんと2時間で出るよ。
お会計はカードOK。テキパキやってくださるので、同行者の分をまとめて支払っちゃいたいときも、同行者がお手洗いに立っている間にパッとできるので好印象。大きめのラウンジだとこうはいかないんだよね。こういうところもすきだよ~。
まったりできる水準以上の心地よいアフタヌーンティー
個人的な感想はこんな感じです。
おしゃれで凝ってる繊細なお料理に珍しい高価なお茶、そして素晴らしい景色が見られて、みたいなものを求めている人は満足できないと思うけど、おいしいお茶を飲んで丁寧に接客してもらってのんびりしたーい!というときにはうってつけの場所。メニュー構成やサービスから老舗らしい安定感と誠実さが感じられて、とっても居心地がいいです。山下公園や中華街からも近いので、横浜散策の合間に休憩するポイントとしてもいいと思います。
バンギャルちゃん的には、ベイホールからわりと近いので、ベイホール前にのんびりするのにいかがでしょうか。わたしは2017年春ツアープラツリ横浜の前にのんびりしてました。
ドレスコードは「サンダル・ハーフパンツ・タンクトップ不可」。小汚くなければ大丈夫。結婚式とかするホテルでもあるので、わりとみんなきちんとした格好が多いけど、たまに近所の方らしき人々が気の抜けた格好でお茶を飲んでいたりもします。
ここ最近は行ったことのない場所を開拓したい気持ちが強いので、しばらくは足を運ばないかもしれないけれど、でも絶対また行くな~という居心地のいいアフタヌーンティーです。ポテチ付きのふしぎなスタンドを見たい方は、予約をしてからぜひどうぞ。