NO MUSIC FIGHTER

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中の人の2014年Plastic Tree関連の振り返り

いまさらですが、2014年のプラについて、個人的な振り返り。 

2014年は、2012年のインクリリース前後から始まった、久しぶりの熱いプラブームが収束した年になりました。
印象に残っていることをつらつらと。

釧路公演

長年願い続けた釧路公演が実現した年でした。一生ないかなと思っていたので、発表されたときはものすごく嬉しかった。

中山さんは中山さんなので、凱旋とはいってもあんまり嬉しくないかもしれない喜んでいないかもしれないファンが浮き足立つと迷惑かもしれない、などと思い、特別な何かなんて期待せずに普通の一公演として楽しもうなかさまがそこに存在して下さるだけでわれわれは幸せです、という心意気で向かったのですが、結果として、本当に特別なライブになりました。このライブは一生忘れない、というものに人生で数回出会っていますが、釧路公演もそのフォルダに収まりました。一生忘れないよ。

中山さんは中山さんなので、lilac聴きたいけど釧路ではやんないだろうな、と思っていたら前日の小樽でリラの樹をやったのでウワー釧路lilacじゃんこれは絶対lilacじゃん!と前のめりで期待していたらlilacやりませんでした、というのもよい思い出です…中山さんはマジで中山さん…。 

N4 Barbwire

1年通してずっと心をかき乱してくれたのは、中山さんの新型N4、barbwire。試作機登場の2013年からこっち、毎回変わる印象に惑わされまくりました。COTDで聴くと毎回素直にカッコいいなと思えるのに、プラで聴くと印象にバラツキがあり過ぎる。死ぬほどかっこい!と思った次のライブではペラッペラに聴こえたりして、とにかく好きになりきれずひたすら困惑していました。前メイン機のウォルナットは、初めて聴いた瞬間に「このギター大好きだ!」と一目(一聴?)惚れしたという経緯と思い入れもあったので、余計に複雑な気持ちに。愛しの木目ちゃんの出番はドンドン減るし有刺鉄線はガンガン出張ってくるし…ギターが変わってこんなに戸惑ったことは今までなかったので、相当消耗しました。わたしはアキラのギタープレイが好きなんじゃなくて木目ちゃんが好きなだけなんじゃないか?とアホなことまで真剣に悩み(木目出てくる前から好きなんだからそんなわけないんだけど)楽しいはずのライブに行くたびに悶々とするという謎の事態に陥りました…。最終的には色々拗らせて、アキラのギターが好きで今までライブに通ってきたのに、そのアキラの有刺鉄線を背負ったオリジナルモデルを好きになれないなんて私はファン失格だ…とよくわからない落ち込み方をすることに…(ただのファンに失格もクソもないよお…)。発売記念イベントに行って話を聞いてみたら多少は違ったのかもしれませんが、ギター弾けないしこれから弾くこともおそらくない人間が行くのは場違いな気がして行きませんでした。そもそも出張中でしたし…(でも行った人に聞いてみたらめっちゃ面白そうだった…)

一喜一憂を繰り返しながら聴き続けてみて、現在の感想は、

 

  • 刻む系のリフがめっちゃカッコいい
  • 単音はペラペラになることがある、よくもわるくも軽薄、クリア
  • 残響があまり持続しない、パッキリした感じ。輪郭が明瞭
  • ライブ毎にコンディションがぜんぜん違う、たぶん他機材や箱、弾き手のコンディションをもろに反映する。ストイック
  • 硬くてガツンとした音が出る、だから他に音数の多い轟音の中だとくっきりクリアに聴こえるし、音数の少ない曲だと隙間が耳につくことがある

 

という感じでしょうか。コンディション云々についてはわたしのコンディションの可能性もあるのでなんとも言えませんが…。いまのところはこんな印象です。

1年以上悶々とし続けましたが、2014年末公演初日、あまりのペラッペラぶりについに「もういい!もう悩まない!このギター嫌い!」と叫んだのですが、翌日のライブではアホほどカッコいい音で鳴りやがりまして、未だにわたしの中では不可解なギターです。でもなんだか、

 

  • ライブ毎にコンディションがぜんぜん違う
  • 同じギターなの?と思うほど違う音が出る
  • ご機嫌なときはマジでサイコー

 

と書き連ねてみると、「な、中山さんだ、、」となることに気がついて、昨年12月28日にようやく「あれは実に中山さんらしいギターだ、つまり理解は不可能」という結論に至りました。これからも彼らの音に一喜一憂しながら振り回されていきたいと思います。

ホーム

静脈の特典映像のインタビュー内に、中山さんの「本当の意味でのホームは年末公演だけ」という発言があります。

昨年27日の年末公演はわたし本当に不愉快だったのですが、そんなに怒っている人は見かけなかったし、歴の長い人たちが軒並み面白かった楽しかったと言っている印象がありました。お前らがそんなんだからあいつらがあんな腑抜けたライブするんだろうがと八つ当たりめいた苛々を持て余した時期もあったのですが、しばらく色々考えて、それがバンドとファンが長い時間をかけて築いてきた信頼関係なのだとしたら、それにケチをつける方がなしだよな、という結論に至りました。その関係性がホームのあたたかさに繋がっているのだとしたら、そこでガタガタ言うのは、たぶんあんまりよくないことなんじゃないかな、と。バンドがよしとしていてファンもよしとしているのなら、そこで定義されている「ファン」になりきれない人間が、どうこう言う問題じゃないのです。
ただ、わたしはホームにいていい客じゃないんだな、ということを痛感しました。あの場で定義される「ファン」の振る舞いは、到底できない。

そんなわけで、しばらくプライブは控え気味にすることにしました。きっと観られないだろうと思っていた釧路ライブが観られて、ロムとクローサーとゼロが聴けて、それなりの節目となったので、また気持ちが盛り上がるまでは付かず離れずな感じで観ていたいと思います。もともと、バンドなりアーティストなりに入れ込みすぎて純粋なリスナーでいられなくなるのは嫌だなと思っているので、ちょうどいい機会なのかもしれません。中山さんのファンなのはもうどうしようもないのでそれでいいんですが、プラに関しては、ファンというよりはリスナーでいたいです。

 

他にも観たいものはたくさんあるから、今年はいろんなところに足を伸ばしてみたいと思います。その間にときどき、フラットな気持ちで、プラの音楽を楽しめたらいいな。

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