読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

NO MUSIC FIGHTER

ライブレポ90% CDレビュー10%

Plastic Tree|年末公演2014(2日目)「ゆくプラくるプラ〜20周年送別會音楽の夕べ第二夜〜海月の調べ」@TDC HALL

Plastic Tree ライブレポート

f:id:haru1207:20170103213734j:plain2014/12/28 sun
Plastic Tree
2014年年末公演 ゆくプラくるプラ ~20周年送別會 音楽の夕べ 第二夜~ 海月の調べ
TOKYO DOME CITY HALL
open 16:00 start 17:00
¥5,500

セットリスト 

第1部(リクエストライブ)

SE:Only Shallow

10位:散リユク僕ラ
9位:Hello
8位:パノラマ
7位:プラネタリウム
6位:白い足跡
5位:パイドパイパー
4位:ギチギチ
3位:ロム
2位:closer
1位:ゼロ

映像(ゾンビ探偵劇場版)
第2部(通常ライブ)

SE:木霊

曲論
輪舞
時間坂
メルト
雨音
嬉々
瞳孔
メランコリック
マイム
影絵

EN

puppet talk
クリーム
リセット

ライブ感想

いいライブでした。

ステージには、電飾で飾られたスクリーン。その左右にはドレープのかかった赤いカーテン。上手下手センターにそれぞれ電飾の飾り、センターにはそしパレでも使っていた絨毯。
30分押しで開演。

この日はリクエストライブ。ベストテン形式で、画面に10位から順に曲名が発表されます。MCはあまり挟まず終始淡々と進めていたので、27日のように流れがぶつ切りになることもなく、素直に聴けました。

いつも通りOnly Shallowで入場。各々楽器を持ってスタンバイ。SEが途切れたら、スクリーンに曲名が表示されます。

10位はいきなり散リユク僕ラ。
バンドとしては複雑な曲だとおもうのですが、このシングルがリアルタイムでなかったわたしにとっては、初のアキラ曲シングルという印象が強いです。コーラスも中山さん。
27日のギターがヘロヘロでがっかりしたのでだいぶ身構えていたのですが、この曲のギターがカッコよくて。あ、今日は大丈夫だ、とここで肩の力が抜けました。

中山さんが有刺鉄線をアコギに持ち替えて、9位、Hello。リクエストはしなかったのですが、最後まで悩んだ候補の一曲だったので嬉しい。わたしは初めてライブで聴きました。ドラム台の上手側に腰掛けて、アコギを弾く中山さんが貴重すぎて…。ギターは優しく繊細な音。ドラムも暖かみのある優しい音で、いつもはゴリゴリなベースも微熱っぽい丸い音。この日は有村さんの衣装が真っ白でパジャマみたいで、見た瞬間ちょっと笑ってしまったのですが、この曲の空気とはぴったり合っていてよかったです。

8位、パノラマ。これ以降本編はずっと有刺鉄線(たぶん。3バルだったのでちょっと自信ない)。これもライブで聴くのは初めて。トレモロ収録曲はどれもすきなので聴けてとても嬉しい。さっきまで優しかったベースが一転、ゴリッゴリに跳ね回るのが楽しい!あと毎回書いてる気がするけど、こういうミディアムテンポの跳ねるドラムほんと最高。絶妙にうねる感じがだいすき。イントロやAメロは少し不穏な雰囲気なんだけと、B・サビってなっていく過程でどんどんキラキラした音に変化してゆく、そこがとてもすきで。緩急のつけ方に引き込まれた。一曲のうちに物語があるみたい。

 

竜「やあやあ。やあやあ。やあやあ。やあやあ(何回も言ってた)」

 

MC入れるなMC入れるなMC入れるなMC入れるな、と念を送っていたのでMCが始まったときは「あー」と思ったのですが、そんなに長々と話すこともなく、さくっと次の曲へ。流れが崩れることもありませんでした。

ベストテン形式だとかなんとか言っていた気がします。

7位、プラネタリウム。トップ10のほぼ全てか近年ライブで演奏されていない曲で埋まる中、唯一この曲だけが定期的にライブでやっている曲。大好きなので聴けて嬉しい。有村さんが声もスッと伸びて広がるような感じ、よく通っていて、きれいだった。

6位、白い足跡。ギャーンめっちゃ上がる…!これもリクエストしなかったものの最後まで悩んでいた候補曲のうちの一曲でした。そしてライブで聴くのは初めて。これはもうギターばっか聴いてた…。イントロ、音源では確かおんなしギターを15本くらい重ねているはずなんですが、たった1本でその迫力を再現どころか軽々と飛び越えてゆく、ライブのギターは最高です。イントロの轟音と、淡々とリズムのうねるAメロとの落差も最高。パノラマでも書いたけど、一曲のなかに物語が感じられるような楽曲は大好きです。正くん曲の魅力はそこだと思っています。情景の浮かぶ曲。

5位、パイドパイパー。トップ10中唯一の、現メンバーでリリースされた楽曲。c/wにありがちな話で、この曲もリリース当初くらいしか演奏していなかったのだけれど、ここ最近は珍しく、時々セットリストに入っていました。だから最近ライブで聴いていない楽曲ではないのだけれど、何回聴いても大好き。なんならレギュラーにしてほしいくらい。シンプルでエッジの効いたカッティング、サビで一気に開ける感じ。そのときのバンドのリズムがストレートに感じられる曲だと思います。

前回のツアー時、パイドパイパーはパレードに世界観が通じるな、ツアー中にやってほしいな、とずっと思っていたので、年内に聴けて嬉しかったです。やっぱり連れて行かれるような感覚を覚える不思議な曲。

ただ、確かこの曲で手拍子が煽られていたんですが、TDCくらい広いと場所によって音の聴こえるタイミングが微妙に違うのでどうしても手拍子がずれてしまって、シンプルで気持ちのいいグルーヴが…ちょっとよたって酔って…仕方ないのだけれども…

4位、ギチギチ。歌詞が重いので聴くと落ち込む鬱曲のひとつなんですが、ライブで聴くと音がカッコよくて落ち込む隙がなかった…よかった…。

序盤のシンバルワークが気持ちよくて、ベースとの絡みもよくって、リズムばっかり聴いていたらギターソロが無双すぎてギャーとなってそこからはもうギターに耳持って行かれてたんですが、あんなにカッコいいギター弾いてたのに…中山さん最後の最後に後ろのスクリーンにドアップ抜かれてたんですが、それに気がついて「おれおれ!おれ映ってる!」って指差して満面の笑みで…子どもみたいに…なんなんさっきまでビキビキのかっこいいギター弾いてたくせになにこのギャップ可愛い!!!おこです。

かわいい山さんを経て、ロム。これまで一度もライブで演奏されたことのない曲。リクエストしたのでむっちゃ嬉しかった。

この曲はシャンデリアのプロデューサーだった増渕さんがアレンジャーなのですが、一時期中山さんがシャンデリアの完成度に関してあまり前向きではない発言をしていたこともあって、なんとなくやってやってとは言いづらい曲でした。なんか思うところあるのかなとか勝手に想像して悶々として。でも大好きだから聴きたくて。

だから今回は念願叶って嬉しかった!…のですが、イントロとAメロのギターが大好きなのに弾いてなかったああああああ!なにタンバリンなんか叩いてるんですか!!シャンシャンしている場合ですか!!!中山さん途中までギター放置してタンバリン叩いてましたイントロのギターは同期です…しかもめっちゃどうでもよさそうに叩いてる…1Bからギター入るんですが持つ前の数小節は叩くの完全に放棄でポイってタンバリン捨ててたしぃ…そしていざ弾き始めるとすげーシンプルなコードしか弾かない!ジャーン♩ジャーン♩じゃないんですよ!しかもなにが腹立つってその音がまためちゃいい音なのな!!!!!

という感じで想像とはいろいろ違うロムでしたが、聴けてよかったです…かっこよかったです…また演奏してね…。

2位はcloser。これもリクエストしました。個人的に聴くとつらい曲なのですが、どことなく抜け感のある気持ちのいい演奏で、落ち込むこともなく聴けてよかったです。
中山さんのコーラス(というかこの曲はツインボーカルだと思っています)と、アウトロのギターが本当によかった。この人の演奏を今も聴けて幸せだなあと思いました。

 

竜「リクエストということでマニアックな曲ばかり。バンドとしては触れづらい曲にも触れる機会ができて、よかったと思います」

 

1位はゼロ。

スクリーンに曲名が表示されるより前に同期が流れ始めて、ゼロだとわかりました。この曲もライブで一度も演奏されたことのない曲。同タイトルを冠したメジャーデビュー10周年記念公演でも、客出しのSEとして流されただけです。

大好きだけどリクエストできない、聴くのもこわい、とずっと思っていたのですが、初めてライブで聴くゼロはとてもあたたかな曲でした。

涙が出た。

 

メンバーがそれぞれお辞儀などをしてはけてから、ゾンビ探偵劇場版の上映。27日と同じ内容。今回は例年よりも尺の長い、そして例年よりも不条理な内容になっていました…。
なかきよかわいいかわいい。
来年はヨッパライの本編やってね。

 

不条理劇で散々笑って脱力していると、照明が落ちて、鳴り出したのは第二部SEの木霊。echoツアーを思い出します。
後半で演奏されたのは、echo収録曲と最新シングルであるマイム、それから瞳孔ツアーぶりの時間坂(27日も演奏していました)。あとは定番のメルトとメランコリック。

後半はリクエストライブの緊張感がいい意味で緩まって、リラックスした演奏になっていました。最新版のプラがギュッと詰め込まれていて、フロアもリラックスして楽しめました。

印象に残っているのは雨音の入りのドラム。音源はわりとシャープな音作りをしている印象があるのですが、このときはちょっと湿度を感じるような、本当に雨を連想させるようなざらっとした音で一気に引き込まれました。音階を水が流れるみたいに駆け下りて、まるで歌うようなドラム。もーめっちゃかっこよかった!

マイムのリズムずれは毎回気になっているので改善してもらえると嬉しいです…。シンセと歌だけになるところで中山さんが上手スピーカーの外音を聴きに行ってから、ドラムに寄っていって佐藤さんに指示を出していたようなのですが、まるで気にせず後ろから中山さんの髪の毛をぐしゃぐしゃにしてゆく有村さんのことをよく覚えています…。

10分か15分くらい呼んでいたら、EN出てきてくれました。みんなワイングラスを持っています。

 

正「今回は物販でワイングラスを売っているんです。だから乾杯をしようと思って。…まだライブ中だから、中身はステージドリンクの水なんだけどね…」
竜「(ステージドリンクのペットボトルを持って)これにみんなで念を入れて下さい。そしたらこの水が発泡酒に…」

 

有村さんがお立ち台にペットボトルを置いて客に念を込めさせている間、メンバーはふつうに自分のドリンクを自分のグラスに注いでいました。

 

竜「できた。…あれっみんなもう注いじゃったの?!」

 

そんなこんなで乾杯。飲み干した有村さんは、「うん、ただの水です!」と仰っていました。ね、念が足りなくてごめんなさい…。

 

竜「これいつやろうって決めたの?」
正「ん?さっき」

 

とのことです。この緩さ、年末感。
曲の前だったか間だったか忘れましたが、みんな喋りました。

 

健「みんなここぞとばかりに普段やらない曲ばっかりリクエストしてきて…10曲中8曲が初めて叩く曲でした」

 

お疲れ様でした。めっちゃカッコいいドラムでした。ずっと聴きたかった大切な曲たちを佐藤さんのドラムで、いまのプラの音で聴けて嬉しい。

とか考えていたら、ふと振り返った佐藤さんがスクリーンにアップで映されている自分に気がついて、素で「?!??!?!恥ずかしか!!!!!!!」ってなってたのがめっちゃ可愛かったです…。そのあとカメラが引いてステージ全体を映したんですが、そしたら他のメンバーに向かって「あっみんなも映っとる!映っとるー!やーい恥ずかしかー!!!」とか言ってて天使なのかなと思いました(感想)

 

明「ワイングラスあるでしょ。おれだけポカリだから変な色なんだけど…これさっき三つしかなくて。でもいま四つあるでしょ。実はこれ、中村さんの分なの。ゾンビ探偵の、若い方の刑事役の方の分。それをおれが使ってる。で、なんで三つしかなかったかって言うと、ひとつはおれがきのう持って帰ったからなのね」
竜「おい!」
明「だってハイこれナカヤマさんの分ですって渡されたら持って帰るでしょ?!持って帰ってワイン飲むでしょ。ワイングラスあったらワイン飲むよね。…おれ、これどんな洗剤で洗えばいいんだろう…どんなスポンジを使えばいいのか…」
「おれはこういう話でいいんでしょ?20周年だどうだとかは他の人に任せておいて、おれはワイングラスの話をした、と」

 

正「今回はPlastic Treeとしてライブで演奏したことのない曲もあったんですよ。2曲ありました(ロムとゼロです)」
「長い間続けていると、そういう曲も出てくるんですが、この機会にライブでやれてよかった」

 

佐藤さんと正くんは20周年についていい話をしてくれたんですが、ちょっとワイングラスでいろいろ塗り潰されて覚えておりません…有村さんに至ってはぜんぜん覚えていませんごめんなさい…ちゃんと聞いてたんですよ!全部中山さんが悪い。

 

竜「呼んだからにはまだまだ遊んでくれるでしょ?いや、遊んで下さい!どうか遊んで下さい!(ステージを振り返って)Plastic Treeも遊んで下さい…後生ですから…」

 

謎の低姿勢の煽りから、puppet talk。曲中、有村さんが中山さんに寄っていって、ガッと肩をつかんでマイクを差し出して中山さんが「ハミングー!」。そのとき後ろの画面にドアップですっぱ抜かれていたんですが、もうめっちゃ笑顔で眩しかった…。アウトロもあって楽しかった!そこからクリーム。有村さんも正くんも上手に行ってしまって下手が空になってしまったからか、中山さんがシールドの長さや絡まりを気にしながらそろそろと下手へ。あんまり下手には行かない人なので、珍しいな~と思いながら見ていたら、そのまま正くんのマイクでコーラスをしていました。

後半、ドラムとギターが入るべきところでギターが入らなかったから「?」と思ったら、中山さんは佐藤さんの方を向いてマイクでいきなり

 

明「いけーケンケン!やれーケンケン!もっとだケンケン!ケンケン!ケンケン!」

 

と謎の煽りを…ドラムソロ聴けて嬉しかったんですが、笑い止まらなくて落ち着いて聴けないww
ひとしきり囃し立てたら満足したのか、途中からギターが入って何事もなく演奏は再開されました…あれはなんだったのか…。
和やかな空気の中、恒例の「2014年のいやーなことはぜんぶー?」「リセットー!」でリセット。

滅多に聴けない曲がいい演奏で聴けて、空気は和やかで、いい年末公演でした。

追記

27日の公演内容に関しては、未だにどうかと思っています。Plastic Treeは2daysをやるとき、誰もが両日来て当たり前と思っているのかしらと疑問を抱くようなライブをすることが多いのですが、今回は特にそれが顕著でした。両方行くの、当たり前じゃないからね。ツアーだって、複数箇所行くのが当たり前じゃないからね。

27日、公演中面白くなかったとは言いません。たくさん笑いました。ほんと、家で千プラを見ている気分でした。でもだったら、家で千プラを見ていればいいんだよ。わざわざ時間とお金を使って会場に行く必要なんてない。

 

あなたたち何屋さんなの、と思いました。
演奏をないがしろにするライブだったら、現場になんて行かない。

広告を非表示にする