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Plastic Tree|東京キネマ倶楽部一週間公演「裏インク」~火曜日、橙色の映画館~

2013/03/12 tue
Plastic Tree 東京キネマ倶楽部一週間公演「裏インク」~火曜日、橙色の映画館~
東京キネマ倶楽部
open 18:00 start 19:00
¥5,300

セットリスト 

トランスオレンジ
インク
くちづけ
ピアノブラック
バンギャル
ライフ・イズ・ビューティフル
きみはカナリヤ
静脈
てふてふ
長き不在
sunset bloody sunset
オレンジ
リプレイ
シオン

EN1

ロールシャッハ左、右
夢の島

EN2

本日は晴天なり
春咲センチメンタル

ライブ感想

ゆるふわおじさんたちによるゆるふわライブ。

仕事を終えて、キネマ倶楽部へ。
19時ぎりぎりに入場。サウンドチェックは終了していました。
上手後方で待機。

 

SEの不在が流れて、明→健→正→竜の順でメンバー入場。
この日もやはり拍手で迎え入れられる中山さん。
衣装は、竜→白ゆるふわシャツ・赤ネクタイ、正→縦ストライプシャツ・ネクタイ、健→黒シャツ(白い模様あり)、明→謎の柄シャツ。
インクパンフにあるタイトルロゴが反転で映し出されて、ライブ開始。

一曲目、トランスオレンジ。
最初、同期の目覚まし時計みたいな音にびっくりする。
橙の照明がきれい。

続けてインク、くちづけ。
インク、照明がすごくきれいになっていた。Bメロで赤・青・赤・青とパッパッと交互に切り替わる照明がすごくいい。インク大阪でやっていたような感じ。くちづけもよかった。

 

竜「やあ、やあ。火曜日、火曜日?」
正「橙色の?」
竜「映画館。」
正「今日は橙ですね。えーと、オレンジとかけまして」
客「かけまして?」
正「新劇場版エヴァンゲリオンとときます」
客「その心は?」
正「どちらも、みかん」
客「おおー」

 

ピアノブラック。
インク名古屋で出現したというしゃがみ山さんを目撃できたので満足。
中山さん、演奏がやたらフリーダムで、思いっきり当たっている音でも気にせずに弾いていた。
有村さんが拡声器を持って、「キネマ倶楽部ー」「火曜日ー」「×××ー(聞き取れず)」などと煽って、あバンギャルど。
聞き取れなかった部分の謎は、次のMCで解けました。
バンギャルどはほんと中山さんが笑っててくれるので楽しい。今回はにやにやとかドヤァとかじゃなくて、ずっと微笑んでいた。微笑み山さん……(撃ち抜かれている)

 

竜「なんか、さっき、わけわかんないこと言っちゃった。火曜日だから脂肪を燃やせとか言っちゃいました」
正「それは……意味わかんないねえ……」
竜「いちおうね、火とかけてるんですよ。火だから、燃やす」
客「おおー」
竜「あ、いいです、そういうの……」

竜「二日目にしてもう話すことがありません」
明「訊きたいこともないんじゃないの?」
竜「あ、訊きたいことはありますよ。いいのかな?」
明「訊いてみたら?」
竜「んー。(前列下手のお客さんに)どこから来たんですかー?」
客「さ、さいたまです」
竜「埼玉ですかー。お名前はー?」
客「え?」
竜「お名前はー?」
客(違う人)「愛知から頑張って来ました!」
竜「あ、あなたには訊いてないです」
客「愛知の!K!」
竜「(Kさんをガン見して)愛知のKさん?Kさんは、うーん、愛知でなにが好きなんですか?」
Kさん「みそかつ!」
竜「みそかつですかー」
フロア「あー」
竜「(スタンド前に戻って、フロアに目線を戻して)愛知のKさんは、…クリームパンが好きで(客:えー)(無視)、朝の十一時に起きて、大好きなクリームパンを食べながら、大好きなPlastic Treeの曲を聴いて、鶯谷に行くことを夢見ていたんです。明日たべるクリームパンは、今日の思い出で、ちょっぴりしょっぱくなるんです」
正「人生は美しいですね」
竜「美しいですね。ライフイズビューティフル~」

 

え、なにその曲ふり。
しかもほんとうにそのままいってしまいました。フロアに笑いのさざめく中はじまる、ライフ・イズ・ビューティフル
最初の方は笑っていたし、後半もなんだかぽかーんとしていたので、音覚えていません。当分の間は、ライフイズ聴いても、ライフ・イズ・クリームパンとしか思えない気がする……。

きみはカナリヤ。同期大きくてギターがろくに聴こえない。さみしい。
大サビの前で、佐藤さんと正くんが向かい合って演奏していた。そして鳥人間。

静脈。インクツアーからこっち、初めて静脈で「ん?」と思う。静脈はたぶん有村さんにとって、やや高めだけれど基本歌いやすい音域なはずなのに、微妙にジャイアン化していった。まだ二日目だよ~とハラハラする。
中山さんのソロも、ピアノブラックに引き続き思い切り当たっている音。ほんと今日の中山さん自由過ぎて、糸の端っこ離しちゃったの?ばりにあちこちに飛びまくっていた。なんだかリハを聴いている気分。変とか、適当とか、そういう意味じゃなくて、人に聴かれていることをあんまり意識していなさそうな自然体で楽しくなっている感じが。

静脈のあとすぐにてふてふ。やっぱり昨日のMCは、もともと入るべきじゃないところだったみたい。

てふてふ。つつがなく。
そのまま長き不在。不在前のギターに、ベースもちょっと被せていて面白かった。そしてここのギターもリズムが野放図だった。
不在でまたも「ん?」と思う。不在って、音がどんどん重なっていくのに拡がっていくイメージはなくて、どんどん密度が濃くなっていって塗り潰されていく感覚があるのだけれど、今日の不在はそういった密室感はなかった。みんなどんどん好き勝手に弾いていって(主に中山さんが)どんどん自分のやりたいことやって(主に中山さんが)音が自由にあっちこっちいって拡散していくイメージだった。

不在が終わったあと、しばらくステージもフロアも無言。

 

明「……気まずい。(フロア:笑)あのー、気まずい(笑)驚くほど気まずい。あの、不快な気持ちにしていたらごめんなさいね?よかれと思って演奏してたんですけど。僕、なんか今日、弾いててすごく気持ちよくってねえ……。でもなんか間違った?俺間違ったのかな?俺間違った?」
正「間違ってないよ!」
明「間違ってないか!」
客「かっこいいよー!」
明「あ、ありがとうございますうー(この間、ずっとシャツの右袖を気にして弄っている)」
客「ボタンだいじょうぶ?」
明「うん、さっきから気になってて。だいじょうぶ、なんとかします」

 

有村さん(たぶん)の「久しぶりの曲やります」のふりから、sunset bloody suset。
ものすごく期待していたので、すっごく嬉しい!きのう斜陽やった時点で「もう絶対あしたやる。絶対やる」って信じていたのでほんと嬉しかった。イントロの時点でもうかっこよくてかっこよくて。

竜「踊りましょう」から、オレンジ。ぴょんぴょん跳ねながら聴いてた。
たぶんオレンジだったと思うけれど、正くんが上手に来て、中山さんと向かい合って弾いていた。ふたりとも笑顔でかわいい。

オレンジのあと、しばらく長い無音があって、そこからリプレイ。
リプレイはどうしてもぶっちを思い出すし、ぶっちの音を懐かしがってしまうのだけれど、今日はそうならなかった。
佐藤さんのドラムロールは、ぶっちのそれよりもずっと柔らかくて温かい音で、リプレイは「さよならだよ」と言い切っている通りお別れの歌なのだけれど、佐藤さんの音で聴くと「さよなら」でそこで終わりじゃなくて、その先へ続いていくような曲に聴こえた。佐藤さんの音でリプレイ聴けてよかった、すごく素敵だった、って初めて思えた。

リプレイ終わって、中山さんが佐藤さんに合図を出そうとしているのだけれど、佐藤さんは有村さんを見ている。有村さんがギターを替えたのを見てから、中山さんとアイコンタクトして、シオン。
シオンは言うことなかった。すごくよかった。映像と相まって、卑怯なくらいきれいだった。

 

けっこうすぐにアンコールで出てきてくれた。
有村さん、なぜか拡声器をつかってふつうに話す。なにを言ったかは忘れました。
しばらく喋ったあと、昨日と同様、下手側の一段上のちいさなステージに、有村さんだけ移動。

あまりにもゆるーい空気のままだったので、正くんが「やるの?」と尋ねる。有村さん、うん、と頷く。
移動した有村さんの、「メンバーが遠い……」という一言に、メンバーがそれぞれ有村さんに手を振る。中山さんは特に長く振る。

 

竜「なかちゃん、見えてるよ~」
明「俺も見えてるよ~」
竜「なかちゃん~…すきっ」

 

フロア騒然。笑

 

竜「あ、でも、いまのあんま意味ないかも……」
明「ない方がいいかも……」

 

久しぶりに夫婦でいちゃいちゃしてるの見た気がする。
ロールシャッハ、左、右。照明がきれい。
そのまま、夢の島。橙の明かりに照らされて、すごくきれいな光景だった。

メンバーはけて、またしばらくしてから、アンコール2。メンバー全員裏インクの白いTシャツ。

 

竜「なんか今日は変です。おかしいです。俺だけですか?春だからですか?」
明「春だからじゃないかな。だから楽屋で一曲増やしちゃったんだよ」
フロア「おお~」
明「七日間もあるんだから、たまにはいいよね。こういうのも」
竜「七日間。まだあと五日もあるんですよ。狂気の沙汰ですね。七日間連続って、ギネスとか載れますか?」
明「載れない。けっこうやってる。載りたいね、ギネス。なんでもいいから」
竜「もっとも多くカップラーメンを食べているギタリスト、とかなら載れますよ」
明「あー、その項目あったら俺だねえー。……違う、こういう話をするべきじゃないんだ。無駄話なら、俺、いくらでもできるんだけど。そうじゃなくて。春めいた、盛り上がるようなトークをしないと」
竜「あー。……ぜんぜん思い浮かばないですね」
明「俺も思い浮かばない」
竜「こういうときはケンケンに任せたほうがいい」
明「いっそ思い切り滑ったほうがいいよ」
健「えー。楽しんでますか?次の曲は、オイオイ言って下さいね(などなど。佐藤さんのMCは「かわいい……」「かわいい……」に脳裏を支配されていつも内容を忘れる。笑)大好きだ!」

 

有村さんの、「今日は晴れましたか?」から、本日は晴天なり。
横須賀初日にやったって聴いて羨ましかったので、嬉しかった。今日はサンセットにオレンジに本日は晴天なり、と明海月にやさしいセットリストですね。
「もうすぐ春なので、春咲センチメンタル」から、春咲。ピンク色の照明がとてもきれいだった。

春咲が終わって、愛想を振りまいてから、捌けようと下手側に去る年長ふたり。
残された年少ふたりが、ステージ中央でじゃれる。有村さんが佐藤さんを後ろから抱きかかえる。おろした後、マイクを押し付けて、置き去りに。年長ふたりものっかって、みんなで「バイバーイ」としてから、佐藤さんを置き去りにして捌けてしまう。笑
置き去りにする前、完全に傍観の体制で座り込んで眺めていた中山さんがかわいかった。

 

健「えっ?こういうとき、どういうこと喋ってるんだろう?……このときを待っていました!(フロア:わー!)」

またもなにを言ったか忘れました…。でも最後、みんなをしーっさせて、地声で「また!」って言ってくれました。

また!の一言って、有村さんみたいですね。和む。

 

以下は位置不明のMC。

 

竜「あそこ(センター中央あたり)にいる人とばっちり目があったり。あんなきらきらした目で見られたらどうしていいかわからない」

男性の海月さんがいたそうです。

 

竜「やあ」
フロア「やあ」
竜「(ステージ下手を向いて)やあ」
正「やあ(笑)」
竜「(後ろを向いて)やあ」
健「やあ(笑)」
竜「(ステージ上手を向いて)やあ」
明「………(ガン無視)………(ちらっと見てすぐ目を逸らして、あ、どうもー…みたいに引き気味に会釈。すっごい距離感。笑)」

 

フロア「アキラー!アキラー!」
明「(ふにゃふにゃ笑って)まぁまぁ(両手を使って落ち着けみたいなジェスチャー

これ二回やってた。かわいい。

 

 

有村さんの歌が若干あやしかったのと、いつも抑え役だったりまとめ役だったりしている中山さんがえらい自由だったのとで、音的には「あれ?」ってっところがちらほら。不在あたりまでは、「二日目にして中だるみ?」とか思っていました。
でもそれ以降の演奏でだんだんと意識が変わってきて。ああ、この七日間連続公演って、まじで後夜祭なんだなと。
そう思うと、のびのびとした音も、メンバーの楽しそうな雰囲気も、すごく得がたいいいものだって思えて、そこから楽しめました。
とにかくサンセット聴けてよかった。満足です。

明日は月の光をたよりにを聴きたいけど、やらないかなあ。GEKKOかデュエットやるって信じてる。
一曲目は、ムーンライト―――。かな、と思っています。