NO MUSIC FIGHTER

ライブレポ90% CDレビュー10%

Plastic Tree|メジャーデビュー日“樹念”再現公演「1997.09.15」@横浜ベイホール

8年ぶりのおひげなしアキラ堪能させていただきました♡そしてヅラ。

f:id:haru1207:20170626155217j:plain

2017/6/25 sun
Plastic Tree
メジャーデビュー日“樹念”再現公演「1997.09.15」
at BAY HALL
open 16:00 start 17:00
¥5,800

セットリスト

  1. 痛い青
  2. 本当の嘘
  3. twice
  4. 割れた窓
  5. クローゼットチャイルド
  6. スノーフラワー
  7. 銀ノ針
  8. リラの樹
  9. まひるの月
  10. 水葬。
  11. トランスオレンジ
  12. アブストラクト マイ ライフ
  13. ねじまきノイローゼ
  14. エンジェルダスト
  15. エーテルノート
EN1
  1. 鳴り響く、鐘
  2. サイコガーデン
  3. クリーム
EN2
  1. サーカス

ライブの感想

久しぶりのチケットが取りづらかったプライブでした。
「チケットをご用意することができませんでした」という文字が記載されたメールを見てものすごくビックリ、久しぶりに見たよ……。友人が確保してくれたので無事に行けました、ありがとうございます。

ライブ日である6/25は、20年前にPlastic Treeがシングル『割れた窓』でメジャーデビューした日。
で、ツアータイトルの「1997.09.15」はメジャーデビュー後初ツアーのファイナルの日で、そのセットリストをそのまま演奏しよう、というコンセプトの記念的な単発公演でした。
紛らわしいから9/15にやればよかったんじゃないの……と思ったのですが、まあ会場が押さえられなかったとか、そういう理由があったのかもね。

当日の天気予報は「近年稀に見る大雨」、そして会場は駅から遠い上に開場前の整列が思いっきり野外のベイホ。荒天の記念日とかプラツリらしすぎるけど、雨やだよ!
行く前は「めっちゃ濡れる…行くまでがだるい…入ってからも柱*1がある…」と呻いていたのですが、実際に並んでいる最中はちょうど雨が止んでいて濡れずに済みました。

「当時を再現する」と謳っていたので同期無しライブなのかなと思っていましたが、ステージには見慣れたmacbookが鎮座していました。ステージ上には見当たらなかったけど、Kemperもいたのかな?念力ツアー後半は上手袖に引っ込んでいたので今回も見えずともいたんじゃないかと思っているのですが、よくわからないです。整理番号はけっこうよかったのですが、この日は圧縮が怖すぎて前には行きませんでした。なんかフロアがいつもよりギラギラしてる。

ステージ壁にはバンド名ロゴの幕がかかっていたのですが、それがなぜかぶちお時代のやつ。なぜだ……当時のは無かったのかな……。

5分押し程度で開演。
当時の入場SEは「Only Shallow」ではなかったという話ですが、普通に「Only Shallow」で入ってきました。

最初に中山さん……じゃない、Akiraが出てきた瞬間に圧縮+黄色い悲鳴。赤髪ロン毛さらつやウィッグ、そして10年弱ぶりのお髭なし!!!YシャツにネクタイにジャケットといういかにもV系なスタイル。うおーこれが女優か、初めて見る。
続く正くん改めTadashiや有村さん改めRyutaroも当時の装い。佐藤さんはTakashiぽい金髪のウィッグを被っていました。
正くんは地毛を青に染めていたみたいですが、中山さんと佐藤さんはあからさまに「ヅラだ……ヅラを被っている……」というクオリティだったので、もうちょっとなんとかならなかったのかなーと今でも思っています。「おひげがないー♡かわいいー♡♡♡」というテンションと「ヅラ……ヅラだ……まぎれもなくヅラだ……」というテンションが交互にやってきて大変でした。友人には探偵団に見えていたそうです。

そんな愉快な装いのみなさんでしたが、特に前振りなく普通に演奏開始。
20年前のメインギターだったという黒いストラトは「twice」のみで使用されていました(たぶん。あんまりよく見えなかったけど)。あとは全部有刺鉄線1号2号が頑張っていました。

印象に残っている曲だけメモ。

「twice」。同期が入っていて、演奏開始時だけ中山さんはヘッドフォンを被っていました。入ったらすぐにローディーさんが外してあげてた。
ギターもシンセぽい丸っこい音色で、イントロこそシャラシャラしていましたが全体的に音源よりやわらかい印象を受けました。

「割れた窓」。Hide and Seek追懐公演は洗練された冷たい曲に聴こえましたが、この日は音源ぽいガチャガチャした演奏。意図的にこうしてるんだとは思うけど(SHOXXだかのインタビューで中山さんが「新録した割れた窓は洗練されすぎちゃってロックバンドとして失ったものも大きいのかなと思った」という主旨の発言をしていたはず)わたしはRebuild版の美しさが好きなんだよなーと思いつつ、ゼロをちょっと思い出したりもしました。あのときのガッチガチに緊張した演奏とはもちろん違うんだけど。

「水葬。」はギターがグッときました。この悲鳴みたいなソロはやっぱりむちゃくちゃカッコイイよね。
「まひるの月」前のMC中に中山さんが一回捌けてジャケットを脱いでから戻ってきたのですが、それ以降は音が若干クリアになったような気が……したんだけど……でも気のせいかなー。「まひるの月」がクリーントーンの綺麗な曲だからそんな気がしただけかも。
まあとにかく「まひるの月」の次にやった「水葬。」も、音がクリアに聴こえてよかったなという話でした。でもやっぱりグランジ感があるというか、今だったら音切りそうなとこも切らないで鳴らしたまま次の音にいっているような印象があった。音の管理がルーズというか。

「鳴り響く、鐘」。久しぶりに聴けて嬉しかった。大好きだけど滅多に聴けない曲だから。透明で美しい音色、融けるような美しい声でした。

MCメモ

あんまり覚えていないのでザックリと。

竜「(本当の嘘の後に)今の2曲だけで5歳若返りました」

明「頭が痒い(ヅラで)」
竜「今日会場に着いて最初にやったことはカツラを被ることでした。髪質も似てるんですよ(なかやまのヅラが)」
明「当時はこのまま居酒屋とか行ってたからね。この髪で居酒屋行ったりスロット打ったりしてた」
竜「居酒屋行ったりスロット打ったり工事現場行ったりグッピーに餌やったり」
明「頭がおかしいよね。これが普通だと思ってた。普通じゃねえよ……」現役で青髪に染めた人がいるから!それくらいにしておいて!

明「(流れは忘れけど、当時と比較して~という話で佐藤さんを見て)……いい男すぎる笑」メンバー間でもケンケンがイケメンなのは共通認識なのね。
竜「あっ、ちょっと機嫌がよくなりましたね」
健「大正谷ケンケンです!(金髪ヅラのTakashiコスなので)大正谷さん、やりました!」

健「今日は久しぶりに緊張しました。それなのに3人は全然構ってくれんかった」
明「いっぱいいっぱいだったの俺らも」

明「(ENの鳴り響く、鐘の直後に)あの、再現だから次の曲も決まってるんですけど。今次の曲パッと見て思ったんだけど、キチガイだよね。どうしてこの曲からこの曲にいくのかわからない。どんなつもりでこんな流れにしたのか。流れがわからなすぎてマイクパフォーマンスを入れてしまった」
正「リハのときも思ったんだけど、でも本番をやってみたら思い出すだろうと思ってたんですけどねえ……でも正直思い出せない笑」
明「当時のキラーチューンだから入れたんだと思うんですけど、急にキレる若者みたいだよね。ニコニコニコ……ウラァ!みたいな」
竜「今日はいい天気ですね~……オラァ!みたいな」

アンコール本編ではプラホルンリンクルというパワーワードが出現したんですが、どういう流れだったか忘れてしまいました。エンダスの前だったことだけは覚えてる。「おくすりあげる」のおくすりはプラホルンリンクルだった。アンチエイジング……。

蛇足:いろいろ思ったこと

以下はレポじゃなくて単なる雑感です。

なんか中途半端な公演だな~と思ってしまいました。当時を知らないから入り込めなかっただけかな。
「再現」と謳っている割にはアレンジはRebuild版だったり、同期使ったりもしてるし、そもそも背景の幕は全然違う時期のロゴだし、MCもいつも通りだったし、入場SEはOnly Shallowだし。単純にメンバーがコスプレして当時のセットリストを演奏しました、というだけのライブに思えてしまいました。
で、それだけならそれだけでも別にいいんだけど、「それだけ」って言うにはなんかドラムが佐藤さんじゃなさすぎたし、ギターは方向性が曖昧でよくわからなかった。

初期曲セットリストって、わたしは各追懐公演と10周年時の「10th Anniversary time capsule under the tree【on the hill】」しか観たことがないんですが、あのライブはすごくよかったのに今回は全然ピンと来なかった。理由は単純で、10周年ツアーのときは過去曲とはいえ思いっきり「今の音・今のアレンジ」になっていたのに、今回は「今なの?当時なの?なんなの?」と今一つ中途半端な状態だったからだと思う。
一応再現を目指していたんだとは思うんだけど、だったら完璧に再現してほしかった。佐藤さんはけっこうコピーに徹していたと思うんだけど、中山さんは昔のスタイルと現在のスタイルが混然一体となってよくわからないことになっているように見えた。なんとなく前半は当時のシャカシャカした音を出そうとしているようにも思えたんだけど、後半は半端に今っぽくなったり。当時を知らないファンの勝手な感想に過ぎないんだけど。
どうせやるなら「当時のセットリストを今の音で」もしくは「徹底的に全てを当時のままで」、どちらかにしてほしかったな。Hide and Seek追懐公演がものすごくよかったから、そのぶん今回のライブはどっちつかずの劣化版に聴こえてしまいました。大好きで聴きたくて去年の年末公演でリクエストした「アブストラクト マイ ライフ」、かっこよかったんだけど、「ステージにいるこの人たちは一体いつの誰なんだろう」って混乱してしまってよくわからなかった。

赤い髪の中山さんを見ながら思ったのは、やっぱりわたしはこの時代にプラと出会っていたらきっとここまで好きになっていなかったし、アキラ海月になることもなかったんだろうな、ということ。そしてやっぱり今のPlastic Treeが一番好きだな、ということ。
企画ものとして貴重なライブを観られたとは思うのですが、一番欲しいものだったかと言われると頷けない。終演後、プラを観たばっかりなのに、なんだか無性に「今のプラ」が恋しくなって寂しくなってしまいました。今週末はツーマンだから曲数は少ないし、7月はまた「再現」だ……。プライブの予定はちゃんと入ってるしちゃんと行ってるし次も行くのに、「プラ観たいな」って気持ちが埋まらなくてかなしいです。プラ観たいです。

まーでもおひげなしトゥルトゥルアキラ見られたから別にいっかな!「シュウジとアキラもヒゲ剃ってなかった?」と言われましたが、そうだったっけ?全然記憶にないです。体感としては8年ぶりのおひげなしアキラです。また生やしちゃうんだろうなーと思ったので全力で堪能しておきました。正直中山さんはヒゲはそのまま髪は最近の「照明が当たると赤っぽくなる」程度でお洋服だけ当時ぽいやつにしてくるんだろうなーと思っていたので、ガチで女優ちゃん状態になっていたことに心の中で平伏して謝罪いたしました。シャツ、袖が邪魔で弾きにくそうにしてたけど、絶対に袖まくりしなかったのも女優ちゃん状態を保つためかなと思いました。平伏。
流れは忘れましたが途中で有村さんが中山さんを拝むよう促してきたので手を合わせて拝んでおきました。なむー。

あと20年経っても変わらなすぎる正くんの正くんっぷりは素晴らしかった。みんなコスプレめいてるのに1人だけ通常営業のほよ様でした。そしてありぽんさんの絶対領域は魅惑。後ろにいたので直接は見えませんでしたが、このおみあし写真は最高。こちらも拝んでおきます。なむー。

あ、でもどれだけ魅惑のおみあしの持ち主だとしても、ギターソロでなかさまに被ってきたことは絶許。おこです。ギターソロでギタリストに被るの禁止!!!

*1:ベイホールはステージ前方の上手下手にでっかい柱があってものすごく見づらいです。あの柱を斬りたい。